ナマステはインドで交わされる挨拶の言葉ですが、この言葉には「あなたの中にいる神を敬います」という意味があるそうです。
紀元前1000年頃から紀元前500年頃にかけてまとめられた「インドに伝わる聖典『ヴェーダ(聖典)』は、人の人の願いを叶えるための方法を教えてくれるといいます。お金持ちになりたい、健康になりたい、よい子供が欲しい、一生安泰な暮らし、天国に行きたい、来世はより良い生き物に生まれたい・・・」
「『ヴェーダ(聖典)』の最後に記された完全な満足に人を導く教え、それが『ウパニシャット』です。『ウパニシャット』は『ヴェーダ』の最後に記されているので『ヴェーダーンタ(聖典の最終章)』とも呼ばれています。」
やさしく学ぶYOGA哲学ウパニシャット 向井田みお はじめに より
この本を読むとインドのナマステの思想が何となくわかる気がします。決して堅苦しい本ではなく、特にここに収録されている「カタ・ウパニシャット」は閻魔大王と本当の自分が何であるかを知りたい少年ナチケータスの対話という形で人間の本質を解き明かしていきます。是非オススメします!!