ヤマ・ニヤマというヨガの八支則のヤマの最初に出てくるのがアヒンサー(非暴力)です。ヤマは禁戒(日常生活でやってはならない5つの心得)・ニヤマは勧戒(日常生活で実践すべき5つの行い)ですが、超普通人で俗世の汚れにまみれている私には極めて実践困難な教えですが、自分の生活に置き換えてできることは何か自分なりに解釈して、少しでも実践しようという姿勢が大事なのだと思います。
非暴力というとインドのガンジーを思い浮かべますが、暴力をしないなんて当たり前じゃん、できている、などと思いますが、少し視点を変えて理解する必要があると思います。
デボラ・アデルという人が書いた「ヤマ・ニヤマ ヨガの10の教え」(ガイヤブックス)を読むとアヒンサーを「愛」「平和」という言葉で説明している箇所があり、アヒンサーを日常生活で実践する上では非常に役立つような気がしますので著書の中から紹介します。
「愛という感情は、非暴力の根底にあり、自分を愛することから始まります。自己中心的な愛じゃなく、寛大で許容的な愛。不完全さに愛しさを見つけ、その人の人間らしさをそのまま受け入れる愛。自分自身の全てをこのように愛せて初めて、このような愛をしっかりと他人に表現できるのです。自分自身の全てを愛するためには、自分自身を許さなければなりません」
「つまるところ、私たちの道徳的義務は1つだけ 自分自身が平和であること もっとずっと平和に そしてそれを周りの人にも伝播させていくこと 自分がもっと平和であれば この混沌とした世界がもっと平和になる」
非暴力= 「愛」と「平和」を日々考える。
自分を愛し、自分を許し、平穏でいること これなら実践できそうかな??